清純学園ボディビル部

「ねぇお兄ちゃん。いつも思うんだけど、せっかくの肉体美がもったいないよ。僕らでボディビル部作らない?」
「ボディビル部か…いいかもな。よし作ろう!」

と、ウイズの何気ない提案で立ち上げたボディビル部。最初はカームとウイズ、さらに清純学園のもう1人のビルダー、マックス君をくわえた3人だけであった。

「部になったはいいけど、何するんだ? 鍛えるだけならいつもやってるけど。」
「そだねぇ…僕らボディビル部が筋肉の素晴らしさを世間に広めて、人類総マッチョを目指すっていうのはどうかな?」
「総マッチョ…え、大会で優勝とかじゃなくて?」
「そんなのお兄ちゃん達ならいつでもとれるでしょ? そんなどうでもいい事より、お兄ちゃん達のマッチョテクニックでみんなをムキムキにして、いつも若々しく、エネルギッシュで、戦争のない幸福で平和な筋肉パラダイスを作るんだよ!」
「筋肉だらけ…そいつはいいな!」
「よし、手始めに清純学園を総マッチョだ!」

こうして清純学園ボディビル部はカームとマックスの肉体を利用して様々な生徒を勧誘し、鍛え、マッチョにしていった。

「あっ…あっ…もう…やだぁ」
「やめろ!もうこれ以上は……うあぁぁ!!」
「痛い!痛い痛い!…いた……い…いた気持ちいいよぉぉ!」
「大きくなってく!大きくなっていくう!!はっ、あはっ、はああ!!」

手段を選ばないその手法は苛烈を極めた。強制トレーニング、強制ステ○イド、強制性処理…。その結果、あまりに急激な肉体の変化に、ある者は精神を犯され、またある者は性の奴隷へと堕ちていった。

「…ふう、我ながら罪作りな事をしてしまった。だがこれで清純学園はマッチョの花園として永遠にてかり続けていくだろう!」
「なーに言ってるんだよウイズ、お前まだマッチョじゃないじゃないか」
「ぼ、僕? いや、僕は可愛い系だから筋肉とかはマジちょっと勘弁かなー、なんて…」
「人類総マッチョなんだろ? 例外は無しだ!」
「い、いや、マッチョといっても細マッチョとか、隠れマッチョとかあるじゃない! 僕はそう言うのなのっ!」
「だめだ! お前もバリバリのムキムキマッチョになってしまえぃ!!」
「らめええぇぇ! もうムキショタの悪夢は勘弁してえぇ!!」

かくして清純学園はマッチョだけの楽園となった。だが油断するな! 筋肉は欠かさずトレーニングを続けないとすぐ落ちてしまうぞ! 俺達の筋肉はこれからだ!!